top of page

渋谷の書店(1)現存最古の大盛堂(2026/7/4)

  • 乙原李成/Otohara Risei
  • 7月3日
  • 読了時間: 1分

 JR渋谷駅からスクランブル交差点を渡り切ったところに、雑誌と新刊書を売る、こじんまりとしたお店がある。明治45年(1912年)創業とされる大盛堂書店。正富汪洋(まさとみおうよう、1881-1967)の詩、「渋谷の書店」とは、ここのことだろう。かつての渋谷は、与謝野鉄幹・晶子夫妻や竹久夢二など多くの文化人が住み、新刊書店・古書店が宮益坂から道玄坂にかけて数多く営業していた。

 大盛堂書店が有名になったのは、昭和34年(1959年)に地上8階地下1階の「本のデパート」が、いまの西武百貨店むかい側にできてから。地下のアルパンも知る人ぞ知るミリオタ専門店だった。私が草柳大蔵『実録満鉄調査部』(朝日文庫)を買ってむさぼり読んだのは平成2年(1990年)だった。

 旧本店と呼ばれるこの建物は平成17年(2005年)に閉店し、終戦直後から営業していた交差点前で営業を再開して、今に至る。


参照、大盛堂書店ホームページ

東京の本屋さん-渋谷区宇田川町・大盛堂書店

シブヤ経済新聞2017.05.01

正富汪洋『豊麗な花』(洛陽堂1920年)『明治の青春』(北進堂1955年)


最新記事

すべて表示
渋谷の書店(3)第一勧銀ビル(宇田川町23-3)のテナント

昭和50年(1975年)3月第一勧銀共同ビルができてすぐ、大阪に本店がある旭屋書店が地下1・2階に出店した。銀座、池袋に続く出店で、2005年8月31日まで営業していた。地下鉄半蔵門線の改札口を出て目の前が店の入口なので、NHKの語学講座のテキストなどすぐ買えたのがありがたかった。平成7年(1995年)には109(通称、マルキュー)にコミック専門店も出店していたという。 閉店後の短期間、パチスロ店

 
 
 
渋谷の書店(2)失われた渋谷古書街(2026/7/11)

令和6年(2024年)東急プラザ裏での営業を終了した渋谷古書センター(道玄坂1-6-3)は、まだヤミ市がのこる昭和22年(1947年)、山路書店の創業がきっかけだった。古書サンエーを始め、複数の書店が2階から地下まで入居する形で、昭和46年(1971年)にいまの建物ができた。東急プラザにあった紀伊國屋書店のついでに立ち寄ると、雑誌雑本、成人図書がひしめきあう店舗に掘り出し物はなく、ただいつも混みあ

 
 
 

コメント


©2023 www.hushintyu.com

bottom of page