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国語辞典小史

  • 乙原李成/Otohara Risei
  • 21 時間前
  • 読了時間: 1分

日本に現存する最古の辞典は、弘法大師空海による、『篆隷万象名義』とされる。931(承平元)年から937(承平7)年には、源順により平安時代の文物をまとめた、『倭名類聚抄』(倭名抄)が編纂された。室町時代以後、『節用集』と総称される辞典がいくつも作られ、写本で伝えられた。(諸本あり)国学者の谷川士清(たにがわことすが)による『和訓栞』は、1777(安永6)年から1877(明治10)年までかけて、前中後編に分けて出版された。


明治時代に入り、官版の国語辞典が企画されたが実現せず、執筆にあたった大槻文彦が、1889(明治22)年自費出版の形で『言海』を公にした。その前後には、国語学者の物集高見による『ことばのはやし』(みずほや)、歌人で教育者の落合直文による『ことばの泉』(大倉書店)が出版された。1907(明治40)年出版、比較言語学者の金沢庄三郎による『辞林』(三省堂)は、小型で表音式のため、扱いやすかったという。


1915(大正4)年から1919(大正8)年まで、国語学者の上田万年と松井簡治により、『大日本国語辞典』(冨山房)が出版された。冨山房は1886(明治19)年創業、吉田東伍『大日本地名辞書』など、辞典に強い出版社。


参照

高山寺ホームページ-篆隷万象名義

『世界名著大事典』オリジナル新版(平凡社1987年、16冊)、同補遺(平凡社1989年)

明治時代の辞書の例(ブログ管理人個人蔵)

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